事業が先か、人が先か。
事業をしたり、会社経営をしたりしているときに、
「組織(人)を先に決めて機能を考えて事業を決めるか」
「事業を先に決めて必要機能を考えて組織(人)を当てはめるか」
という問題や議論によく出くわす。
その議論自体が長くなる必要はないと理解していますが、今回はその辺について少し書いてみたいと思います。
前者だと、リソース(使える資源)ありきになって現実的になりすぎるかもしれない。
後者だと、無限大の可能性があるがリソースでつまづくかもしれない。
表裏一体ではあると思います。
僕自身は、組織や人のコトに関心があることもあり、
議論をしていると、ついつい人のコトに流れてしまう傾向があります。
その対象者の成果最大化や成長、互いの相乗効果などを考えれば、乗り越えられるものではないか…みたいな。
これは事業家とマネジャーの違いなんでしょうか。
それは僕にもわかりません。
事業家はやりたいことがあるから、どんどん進み
マネジャーは限られた資源の最大化を考えているから?
それは僕にもわかりません。
だからといって人については、考えて解決すればよいのですが、
現実はそんな簡単ではない。
そもそもこんな話をしているときは、いろいろな所に課題があり、その対象者(人)の問題ではなく、課題はマーケットであり、消費者であることが圧倒的に多いと思います。
だから経営している身からすると現状打破のための議論をしているのに目の前の1人の人について話しても仕方ないとも思います。
ただ。
採用マーケットなどを考えると、今は圧倒的に「何をするかより、誰とするか」という風な意見をよく聞きます。
・採用で出会った方が素敵でこの方みたいになりたい
・仕事内容を聞いて楽しそうに見えた(先輩が)
・いろいろなスキルを持っている方の中で仕事したい・社長のカリスマ性や人間性に惹かれた
ある企業では「人に投資する」という表現をして、惜しみなく人にお金をかけ、福利厚生を充実させて、まずは人を創っていく。
だからその方たちが素敵な事業を創造していく。
もしかしたら、そうしているように魅せてる、かもしれないですが。
そう、セオリー的には事業計画が先なのですが、
現実は「誰と働くか」や「誰と進めるか」もとても大事なのだと思います。
だから、いずれか、という答えを出すこと自体、間違っているかもしれませんが、信頼できる仲間とだからこそ成し遂げたい、と事業より前に考える考え方もあるだろう、と思っています。
という話でした。
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