人に教えるのが、マネジメントではない。

マネジメントが好き、となると「教えるのが好きなんだね」となる人がいる。

それは全く持って違う。

また、「マネジメント理論や研究することが好きなの?」と聞かれたこともある。

それも違い、実務が好き。


僕が「マネジメント好きなの?」と聞かれて「好き」と答える理由は、

「チームという単位で各自が重要感を感じながら、役割を持って1つの事象を達成すること。

それらを中心となり支援すること。そして時にチームの成長や個人の成長を実感出来て、

それに関わることができること。」

が好きだからだと思います。


個々人の生まれ育った環境や日々もっている価値観が違う、という「人によって違う」ということがとても面白いと感じるタイプで、これを面倒と考えるか、面白いと考えるタイプかで、マネジャーとしての資質に恵まれているか、分かれるような気がしています。


マネジメントの定義はいろいろありますが、有限な資源を最大化することで成果を最大化すること。


決して教育や指導行為を指しているわけではないです。

当然マネジメントも成果を出すための手段なわけで、

成果を出すためにメンバーと話し合い、

メンバーの強みを発見したり、能力開発をしたり、

必要に応じてスキルを付けてもらうための研修を行ったりします。

力の発揮をするために「こうした方がいいかもよ」という意味での指導はあるかもしれません。


これら道のりの1つ1つが大事であり、それらは成果を出すために行っています。


成果を出す > 事業成長 > 事業成長のためにメンバーが成長して力を発揮 > メンバー指導


当然、上記の関係です。


ただ、一方で「メンバー(部下)が変わっていく=成長していく、自立していく姿」を見るのは本当に好きです。


自分が関わっているなら尚更。


前回書いたように、人は「変わる!!」と言っても本当に変わらないし、変わるのは難しいこと。

自分もなかなか変われないところがあるとは思うし、周りにも「変革する!!」とか「今までのを変える!!」とか言っていて、「結局、何も変わってないじゃん」という人を腐るほど見てきました。

それだけ変わる難しさを実感している中で意識が変わり、行動が変わり、結果が出始めるくらいで「変わったなぁ」と感じだし嬉しくなる。


そう、個々人の人生が少しでも素晴らしくなっていくのであれば、それはとても嬉しいことなんだと思います。


と、キャリアコンサルタント的な考えが根底にあるのかもしれないです。

もっとマネジャーが人生相談に乗るキャリアコンサルタントのアプローチで考えていくのはアリだと思います。


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