組織内での評価を気にするのは間違っていない

部下(メンバー)が評価を気にしている素振りを煙たがるマネジャーも多いのでこれについて書いてみようと思います。


結論から言うと、その「煙たがるマネジャー」は間違っている。

本当に1分1秒評価しか気にしてないのを論外とすると

『評価を気にする部下』は良い

と思います。


理由は、目標への焦点があっているからです。


そもそも事前にマネジャーと部下(メンバー)は「評価される点」について、すり合わせをしているはずです。半期なり四半期毎に事業や営業活動に必要なミッションに沿った目標が立っているはずです。部下がその大切な目標を常に意識することなんて普通のこと。


それをマネジャーが気にしている時点で、必要ミッションに沿った目標を立てていない、自分を恥じるべきことです。


評価は半期・四半期に1度が多いですから、日ごろの業務活動の中で部下(メンバー)は、

『この頑張りは評価に反映されるのか』

『これは評価に関係ないけど今、報告すべきことか』

『来月の売上報告にした方が良かったのかな』

という気持ちに時に駆られる事があります。


この思考になっている部下(メンバー)に対してマネジメントで最も致命的なのは、

『部下(メンバー)がそのように考えていることに気づかないこと』

「そんなこと考えないでやってくれよ」と声掛けたくなる気持ちもわかりますが、部下(メンバー)にとっては、大切だと思っていることです。

日々のミッションに関係のない行動を覚えておくことも大事です。

部下(メンバー)は「見てくれていない」ということにも敏感です。

だからこそマネジャーからしたらチャンスでもあります。


普通は忘れてしまうことを覚えておく。

部下(メンバー)からするときっと忘れているだろう、見てくれてなかっただろう、というところを覚えておく。


『それでも忘れちゃう』という方はマネジャーとしての最低限の努力を怠ってると思います。


メモするなり、自分なりの方法で部下(メンバー)の頑張りを覚えておけばいいんです。

きっと部下(メンバー)は喜んでくれるはず。


そのような細部の繰り返しで信頼関係を築いていくことがマネジメントでは大切です。


このように人により気になる点や重視する点を意識し、メモするなりで忘れないことも重要です。

「評価を気にする部下(メンバー)はむしろ良い」というのを前提に、評価に向けてマネジャーが出来る各論についての紹介でした。

すぐにできますので、試してみてほしいことの1つです。

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