ルーチンを飽きさせないのもマネジャーの仕事
・週の目標を月曜日にチームメンバー内で宣言する
・社の行動指針を全員で唱和する
・朝礼の中で挨拶をする。
これら取り組みは、始めた当初は新鮮で気持ちも入っていたけど、
だんだん惰性になり飽きてきてしまうこと、そんな経験ないでしょうか?
私は結構ありました。
「そもそも飽きる飽きないではない」という声が聞こえてきそうですが、部下(メンバー)目線で考えると実際には「飽きる」のが正直なところです。
今回はこれら取り組みを「やっている側が飽きさせるのが問題」という視点で書いてみます。
「継続は力なり」でも継続する重要性は触れましたが、継続してこそ文化にもなっていきます。
だからこそ、どう続けていくのか、続けてもらうのか、は考えないといけないと思います。
「仕組みにしてしまえば良いじゃん」という便利な言葉もありますが、仕組みになった後に監督者が必要になるのでいずれにせよ「どう続けるか」を考えることは重要です。
それら取り組みは、そもそもなぜやっているのでしょうか?
その本来の目的を定めた上で、やり方を日々変えていくのをお薦めしますし、
それも重要なマネジャーの仕事であると考えています。
例えば、
・週目標を「~するために~する」と「~するために」を付けて宣言するスタイルに変える
・会社の行動指針のいくつかの項目のうち、どれを特に意識するかを宣言する
・行動指針のどれを意識して行動したか週末に話してみる
・行動指針のどれを意識して、それは具体的にどんな行動だったか話す
・朝礼の挨拶を「その日一番の大きさで出す」と変えてみる
目的は変えずに多少変化をつけることで、部下(メンバー)に少しでも飽きさせないようにする。
「飽きない」という意味では良いのですが、変化することに面倒くさがる部下(メンバー)もいます。
そのような部下(メンバー)について最初は、放っておいて周りに害(マイナス効果)を与えないかどうかを少し様子を見ておけば良いかと思います。
日本人は「みんなやっているから」「普通は」が大好きです。
過半数以上が「変化に慣れる」「飽きてない状態にいる」と面倒くさがる部下(メンバー)の意識も変わっていくことも多いかと思います。
さらにこのような会社取り組みには、マネジャー自らも一緒に、積極的に行った方が良いと思います。
間違っても「やらせている」感じにならないようにしたいです。
マネジャーが下手な行動をして、チームとして機能しない要因を自ら創らないようにしたいですよね。
ルーチンとは言いつつも、何でも継続するのはやはり難しいことです。
ただ同じことを繰り返すのみならず、その活動の中に気づきや小さな問いを投げかけながら、やり方を日々変えながら続けていきたいものです。
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