『メモする』のは誰のため?
よく『メモはとりましょう』みたいな声掛けはあると思います。
メモすることの意味は2つあると思います。
1.言われたことを覚えておくため
2.言われた方に学ぶ姿勢を見せるため
書くことで頭が整理されるため、という方もいらっしゃるかと思います。
2は、ひん曲がってますがOJTや管理職経験のある方であれば認めたくはないけど少しだけ理解してもらえるのではないでしょうか。
メモするのは、誰のためでもなく自分の為です。
自分はこの指導を忘れるから書いておきたい
自分はこの時間で漏れなく学びたい
自分はこの時間を有効に活用したい
自分はこの上司を有効に活用したい
一例ですが、いずれも自分のためだと思います。
先日お会いした管理職の方に相談をされました。
A『部下(メンバー)って何も聞いてないですよね~。どうすか、御社は?』
私「…。」
私「……。」
こちらは、こう答えました。
私『そうですよね、中々伝わるのって難しいですよね~!』
A『だよな!難しいよなぁ~!御社もなんだね~、いや~わかってくれて嬉しいよ』
私「………。」
私『あ、部下(メンバー)も必死だと思うんでアドバイスしてみたらどうですか?…特に覚えておきたいメモがあれば、いつものメモと別に覚えておきたいことを書き留めたり、目につくところに貼っておくとか…知ったことを行動に落とすための具体的アドバイスになるのではないでしょうか。』
A『おー!いいね!ありがとな!やってみるわ!』
絶対やらない。この人は口だけパターン…。
僕が常に気をつけているのは、上司は部下(メンバー)には大体見透かされているということです。
きっと「メモとりな」くらいは言っているでしょう。但し、書いてるだけで発信者の意図が伝わらないことは結構あります。
悩みを相談してる時点で、部下はその方が悩んでることに気づいているケースが多いと思いますし、
この上司の「言っているだけパターンな人」というのが部下に伝わってしまっている気がしました。
マネジャーは、自分のためにきちんと仕事している方を支援していきたいですね。
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