「自己重要感を与える」のもマネジャーの役目
マネジメントは、有限な資源から成果を最大化のための行為と考えています。
マネジメントではそのために何を意識しているの?に対して、
「キャリアマネジメント」「再現性」「観察力」「習慣化」「重要感を与える」「情報を配る」などと答えていますが、今回はその中でも「重要感を与える」について書いてみようと思います。
「重要感を与える」とは、
読んで字のごとく、「重要だということを感じてもらう、与える」という意味で重要感を持たせる、などと言う方もいるかと思います。
有限である資源(人・時間)を最大限活用して、目標達成に邁進するには1人1人の能力・才能発揮が必要不可欠です。
チームを運営する上で、必要のない人はいません。
ただ、部下(メンバー)は時に「自分、必要あるのかな」と感じるものではないでしょうか。
その部下(メンバー)に対してきちんと「貴女の重要性」を伝えてあげてほしいと思います。
きちんと理解すれば、パフォーマンスはあがるはずです。
重要性という言葉が少しわかりにくいのであれば、「役割」という意味も一緒に考えても良いかと思います。
「貴女は~をやるんだよ」という業務を渡すだけでは重要性は伝わりません。
「貴女は~をやるんだよ。なぜかというと~をすると、チーム(会社)に~な影響があるからだよ」
最低でも、ここまでセットではないといけません。
さらに「~な影響があって、チームが前に進むと、さらに~な効果があるよ」と先々の理由まで伝えてあげるとさらに良いかと思います。
マネジャーになる人材は、「やる意味・モチベーションなどは考えないでも動ける方」「当たり前に役割を自分で取りに行く方」「逆に役割とか面倒。仕事なんだからやる」など、目的や意味を理解している方が多いのではないでしょうか。
そのため、役割としてマネジメントを任されているのです。
業務指示のみならず、
仕事のやり方を教える場面では、
「これは~を~して行うんだよ」ということだけではなく、
「これは~を~して行うんだよ。これはなぜやるかというと、~を防ぐためにやっているんだよ。これをやっておけば次に~するときにラクだしね」と伝える。
業務のやり方の先にある重要性をセットで伝える。
その業務が何のために、誰のために、いつ、なぜ、どのような効能のために…これらをきちんと与えて(伝えて)あげる。
だからこそ、業務の重要性、その業務をやる自身の重要性に本人が気づくのだと思います。
逆にこれらをきちんと伝えられない、答えられない業務は部下(メンバー)に渡してはいけないです。
それはもしかしたら惰性で行っている仕事かもしれないので必要あるのか?を問う必要があります。業務整理の上、業務改善が必要でもある場合もあります。
部下(メンバー)は自身の仕事が何に繋がっていて、
社内・社外にどのような影響があったことを理解して初めて
自身の仕事を誇りに思い、自身の重要性に気づくのではないでしょうか。
だからこそ、「重要性を与える」ことはマネジャーとして大切だと思っています。
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