観察力(洞察力)は大事な能力
部下(メンバー)が忘れてほしくないことを覚えておく、という内容を以前書いたので今回もそれに付随した「観察力」について書いてみようと思います。
マネジメントで意識していることは?に対しては
「キャリアマネジメント」「再現性」「観察力」「習慣化」「重要感を与える」「情報を配る」などと答えているうちの1つです。
観察力…
そもそも「観察力」ってなんだ?と最初は私自身も思っていました。
以前キャリアカウンセラー養成講座で講師の先生に「高梨さんは観察力がある」とご指摘をいただいてから、特に意識するようになりました。
私の解釈としては、
普通気づかない点に気づく能力・変化に気づく能力・起きている事象の裏側の気持ちを理解してあげる。
そんな意味ではないだろうか、と思います。
もちろん、営業職でお客様などにも有効なことですが、今回はマネジメントということで部下(メンバー)での状況を例にします。
チームの部下(メンバー)が、
・普段上手にできていないことが出来るようになっている(マネジャーにとっては当たり前)
・仕事を忘れないように自身で努力して改善しようとしている(マネジャーにとっては当たり前)
・きちんと継続して業務を行っている(マネジャーにとっては当たり前)
・丁寧に仕事をこなしている(マネジャーにとっては当たり前)
・アポ獲得のために試行錯誤してチャレンジしている(マネジャーにとっては当たり前)
・社内ではなく、社外から情報を得て市場調査を行っている(マネジャーにとっては当たり前)
・マーケティング理論を自分なりに解釈して戦略を練っている(マネジャーにとっては当たり前)
・清潔感を意識して髪を切った(マネジャーにとっては当たり前)
これら、(マネジャーにとっては当たり前)の出来事に対して、
マネジャーは何か感じているでしょうか?
何か声を掛けているでしょうか?
そんなの当たり前?
そもそも変化に気づいてない?
そんなに暇ではない?
「そんなの当たり前だよ」って声をかけている?
たまに声を掛けようという気持ちだけはある?
どれも部下(メンバー)の気持ちに寄り添っていないマネジャーですね。
ここでもマネジャー側の気持ちではなくて、部下(メンバー)の気持ちになって考えてみた方が良いです。
気づいているのであれば、触れられなくても変化を覚えておいた方が良いし、
変化している最中で加速させたいのであれば、声を掛けてあげた方が良い。
「いいじゃん!!」だけでも全然違います。
マネジャーはこれら出来て当たり前のことが出来ているから、
周りの人よりも少しだけ能力が高かったから、
マネジャーになったってのもあるのではないでしょうか。
きちんと自分ではなく、部下(メンバー)を見てあげたいと思います。
同じように部下(メンバー)もマネジャーを見ています。
部下(メンバー)に対してそのような声掛けをしていると「よくみてるねぇ~」とマネジャーは上司(部長)に言われたりしますが、それは普通のことです。
物理的な距離も近いのですから。
意識から変えていけばつく能力でもあると思います。
「観察力」
難しいことではありますが
改善に、変化に、本当の気持ちに気づいてあげる努力を怠ってはいけないと常に思っています。
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